【土地と仏壇の継承は圧倒的「長男」が良いとされている理由】シリーズⅠ
【土地と仏壇の継承は圧倒的「長男」が良いとされている理由】シリーズⅠ
これを書く理由
①リフォーム業に携わる中で、うやむやにできない部分は、
「土地と仏壇の継承」であるということです。
ここが曖昧なまま、不要なリフォームに投資できないですね。
そして、現代的に一番問題なのは、法律的、合理的、論理的視点ばかり目が向けられているということです。
実は、この目に見えるものばかりに向けていると、そこに、一族の繁栄どころか、因縁、恨み、争いを生んでいる一族が多いことに気が付いたのです。
②一族の繁栄には、「長男が土地と仏壇を管理するのが良い」?
これには、法律的な解釈が介入するため、一見、非合理的に思われます。そして、不平等とも思われるのが落とし穴です。
長男が継ぐということであれば、家族や、親族内で文化風習的に、文句を言う人がいません。
③土地や仏壇を長男でなく、嫁いだ娘に与えると?
実家のそばで、ご両親を面倒、介護する娘さんは献身的でなによりも心強い存在になります。お嫁にでてしまった、娘さんに、ご両親は恩返しを少しでもしたいと思うわけです。
ご両親をお世話してもらったお返しに、「土地を継承する」という理由になんら誰も反発はしないと思います。
ここが、とても厄介な部分です。
娘さんが土地を継承するに、『正当な理由』となってしまうのです。
しかし、よく考えてください。
お嫁に行った娘さんの姓は?
例えば実家が「田中」だとしましょう。娘の名字は「鈴木」に変わっています。
ご長男を無視して、「田中」家がなくなり「鈴木」家になってしまうのです。
そうなれば、「田中」家のご仏壇は「田中」家を出なければなりません。「田中」家を守ってきたご先祖様をその土地から退けることにつながります。それは、「仏壇」が単なる移動するにすぎない。そう考える方がほとんどでしょう。
ここからが、恨み、因縁の始まりです・・・。
つづきはまた・・・